2013年1月27日(日)
午前中はボーイスカウトの集会手伝いがあったので、午後から3時間ほど山に行きました。荒地山で少し遊ぼうと思い岩小屋の屋根に行くとゴミのプラスチックの容器があり、もしやと思い近くを探すと写真のように、ミルクを入れた容器とエサがおいてました。このあたりにいる猫のために誰かがエサをやってるのです。ミルクが入った容器はそのままにし、そばに散らかった容器はゴミ袋に入れ持ち帰りました。
都会でもよく道ばたに猫のエサをおいてる人がいます。本人は猫のための善意でしょうが、結果として環境を汚すことになります。
他にも深江山の神跡の近くでも汚く散乱したエサ入りの容器をゴミとして持ち帰ったことがあります。野生のイノシシにエサをやる行為とは少し別に考えなくてはならないかも知れませんが、ゴミの後始末が出来ない以上、猫でも何でも餌やりはやめるべきです。
六甲山のスピードハイクではいつも小さなゴミ袋を持っていきます。
あまり大きなゴミは拾えませんが、ちいさなビニールやプラスチックのゴミを拾っています。
六甲山は毎週ボクを鍛えてくれる道場のような場所です。そこにゴミが落ちていたら拾うのがあたりまえだからです。今日は猫のエサ入れ2つと細々したものでしたが、時々靴のソールなどの大物も拾うことがあります。
六甲山地は神戸という大都会の裏で、町からほんの数分で自然の中に入れる世界でも貴重な山です。もともと大阪の下町っ子のボクもそんなところが気に入り、神戸に住み、六甲で遊んでいるのです。
でもそんな気軽に行ける山だからか、けっこうゴミも簡単に捨てられてる気がします。
また先の猫のエサの件もそうですが自分の近所と同じという感覚の人がいることも事実です。でも六甲山は先人の努力により、都市の中で素晴らしい自然を残せてる貴重な山なのです。
この山に登る人は、この山の自然と接することの手軽さに甘えてはいけないと思います。
八幡谷の入り口近く、滝の神社にこのごろ2匹の若い猫を見ます。
きれいなかわいい猫で、人なつっこく近くに来ます。
人家も近くいつもきれいなので多分どこかの飼い猫が八幡様まで遊びに来てるのだと思います。歩いてると足にすり寄ってきます。
もう何年も前、風吹き岩で5匹の小さな子猫を見ました。みんな栄養が悪く、目に病気を持っていました。すぐに何匹かは死にました。その前から猫はいたのでその猫の子どもか、それとも誰かが捨てたのかわかりませんが、猫の死骸を見たとき、とても悲しい思いをしました。でもやはりエサはやるべきではないと思います。人口の町の中でしか生きられない動物なら、やはり六甲という自然の中で生きれないのです。